
テニスの科学(74)
<試合を見に行く>
実際の試合を見に行くことは何よりも大切です。
試合では、練習にはない高い緊張感や「勝ちたい」欲望、「負けたくない」恐怖などがあり、子供たちは普段とは違う顔を見せてくれます。
そのことがプレーにプラスに働く場合は良いのですが、そうでない場合には、指導者としてどうマネージメントしなければならないのかという課題が与えられます。
子供の試合中の態度や、そのときの親の接し方などが大変良いヒントを与えてくれます。
試合中の行動、特にどうしてもほしいポイントでミスをしてしまった時にとる行動で強い選手とそうでない選手を明確に分けることができます。
そのときの行動を記憶し、それをどう改善したらメンタル的にはどのような変化が現れ、それがどれほど次のポイントをとる確率をあげることができるのかを何度も話して、理解させる必要があります。
これを《行動目標》といいますが、このことについては何度も《ミーティング》をして理解させる必要があります。
また、試合後に自分のプレーを振り返り、そのことを記憶にとどめるためには《ノート》に書きとめたりすることが効果的です。
私は、試合後にその感想などをノートに書き、そのときのメンタルの状態をチェックするように指導しています。
もちろん私自身で何度も確認するようにしています。

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