2009年6月15日月曜日

行動目標を設定する(1658)



テニスの科学(78)


ミーティングの大切さについて述べました。

その中で、最も時間を割いたのが「行動目標」を設定し、その目標が本当に達成できたかを何度も確認することでした。

「行動目標」とは、

「特定の結果を導くために必要な具体的な行動や競技内容など、自分の競技能力を高めることを重視した目標であり、相手の行動やレベルにかかわりなく、選手自身がコントロールできる性質を持っている。」

と定義されています。

具体的には、

・集中力を高めるためにガットを見る。
・気合を入れるために足をたたく。
・ミスをしても下を向いたり、ラケットを下げない。
・うまくいかなくても表情を落とさない。
・相手をしっかり見据えて構える。
・エースをとったらガッツポーズをする。

などの行動を目標として設定することです。

すべて自分の能力を高めるために行う行動です。

自分でコントロールすることができ、相手の行動には左右されません。

こう書いてみると簡単そうにみえます。

しかし、自分自身の試合での行動を思い起こしてみてください。

意外とこれらの行動をとり続けることは難しいことが実感できるでしょう。

しかし、追い詰められても常にこのような行動をとる選手にはプレッシャーを受けるものです。

それだけでも勝つチャンスは大きくなります。

このような行動目標について、時には具体的な方法をアドバイスすることもありますが、基本的には子供自身に決めさせます。

コーチに言われたのではなく、自分で決めたことを自覚することでより強く目標が意識されるからです。


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