2009年6月1日月曜日

実践!メンタル強化法-1-(1644)



テニスの科学(71)

<敗因の多くはメンタルにあり!>

試合の後、子供たちに感想を聞くと、

「弱気になって攻めることが出来なかった。」
「負けたくないと思いすぎて力んでしまった。」
「集中力を欠いていた。」
「緊張してよく覚えていない。」
「負けることが怖かった。」
「相手のミスジャッジに腹が立って自分を見失った。」

など、精神的な面を挙げることが大変に多いものです。

また、大変気になることですが、最近の子供たちは「ゲームを楽しめない」と、あるコーチから指摘されたことがあります。

私が高校生のときは(いったい何年前の話だ!)、練習よりゲームをやりたがるのが当たり前だったように思います。

何かにつけてすぐにゲームをやりたがり、コートに入る順番でもめたこともしばしばあったように記憶しています。

だからその話を聞いて、

なぜゲームを怖がるのか?

ゲームを怖がっていて果たして勝つことが出来るのか?

と大いに疑問に思いました。

そこで、ゲームを怖がる原因を私の指導する子供たちに聞いてみたところ、

「負けると親に色々言われる。」
「前に勝っていた子に負けることが嫌だ。」
「以前のように勝てなくなってきたのでつまらないと思う。」
「年下の相手とやるときには、勝って当たり前といわれるとプレッシャーがかかる。」
「勝ち負けで人間関係がおかしくなる。」

などの理由をあげてくれました。

どうやら、親との関係(期待しすぎと押し付け)や結果に対するこだわり(勝負することを楽しめず、結果が全て)などが「ゲームを好きになれない」大きな理由のようです。

どのような理由であれ、ゲームやテニスを楽しめないで自分の力を十分に発揮することはできません。

もちろん、精神的に弱い子供が強い選手なれる可能性も低いはずです。

「修造チャレンジ」を主催し、世界に通用する選手の育成をサポートしている松岡修造氏も「世界に出るためには強い精神力が何よりも大切です。」と強調されています。

しかしながら、身体面の強化に対して、精神的な面を強化するためのプログラムを実践しているケースは大変少ないように思います。

そこで、今回は、私が実践するメンタル強化法を公開することにしました。

必ずしも科学的な手法ではないと思われる場合もあるかもしれませんが、単なるメンタルトレーニングの解説ではなく、実際のコーチングの現場で活用している具体的な方法です。

少しでも子供たちのメンタル強化につながれば幸いです。


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2 件のコメント:

  1. テニス365ブログを出しています「ハスボー」といいます。
    はじめまして。よろしくお願いいたします。
    ジュニアテニスのブログ仲間から紹介され、大島コーチの頁にたどり着きました。
    名古屋は遠いのでなかなかですが、いつかお会いしたいと思います。

    返信削除
  2. ハスボーさん、コメントありがとうございます。
    私は試合などであちこち行きますので、またいつの日かお会いできるかもしれません。
    その時は気軽に声をかけてください。
    よろしくお願いします。

    返信削除