2009年6月18日木曜日

良い表情とは(1661)



テニスの科学(80)

「目は口ほどにものを言う」といわれます。

また、スポーツの場面では、練習中や試合中に「表情を変えるな」という指示が与えられる場合も多くあります。

このことは、表情には意味があり、それがプレーに影響するものであることを示しています。

しかし、意外と自分の表情の変化が相手に有利な条件を与えていることに気づいていない場合や、気づいていても実行することを訓練していないために、十分に遂行することができない人は多いのではないでしょうか。

テニスコートの上で、自分の感情、特に自信喪失や不安の感情を相手に隠しておくことは大変重要なことです(「テニスメンタル必勝法」より)。

私は、表情の中でも特に「目の表情」を大切にするように指導しています。

相手のほうを怒りに満ちた目で突き刺すように見るのでもなく、

不安げにきょろきょろするのでもなく、

自分が最も集中した「良い目」で相手を見ることです。

動物は、相手と対峙したとき、その表情、特に目の表情で自分との力の優劣を判断し、自分が不利だと感じると戦わずして退散していきます。

人間も、動物と同じように表情によって相手の状態を無意識のうちに探っています。

相手に無意識のうちにプレッシャーを与えることができる表情は、試合を有利に進めるためにはとても大切な要因です。

そして、そのような表情はトレーニングによって培うことができることを覚えておいてください。



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