2009年6月12日金曜日

不安(1655)



大切な試合が近づくと「不安」になります。

「不安」な気持ちのまま練習をすると、ほんの少しの調子の狂いが気になってテンションが上がりません。

ミスが続くと落ち込んでうなだれてしまいます。

試合で思うようなプレーができないと泣いてしまいます。

そんな子どもたちが多くなります。

「不安」だからです。

でも、「不安」はなくなるのでしょうか?

それを振り払おうと練習すればするほど「不安」は大きくなったりしませんか?

本当は素晴らしいショットを打っているのに、それに気づかずにミスにばかり意識がいっていませんか?

それが「不安」の正体です。

なくそうと思えば思うほど大きくなり、気持ちをどんどんマイナスの方へ引っ張っていきます。

どうすればいいのでしょうか?

無理に振り払おうとしないことです。

誰もが「不安」と闘っているということを、とりあえず頭で理解することです。

怖くても、苦しくても前向きな態度をとろうとし続けることです。

うまくいけば開き直ることができます。

泣いてしまうことです。

試合前に「不安」で逃げ出したくなります。

でも、逃げ出すことはできなので、泣いてごまかしてしまいましょう。

泣くという行為には、感情を浄化する作用があります。

泣くとすっきりするということです。

男の子が泣くと、ちょっとカッコ悪いので、人前で泣くのはガマンしましょう。

私は泣く子を見ると、

「がんばってるなあ。その苦しさ、つらさが大きくなるためには必要なんだよ。」

と心でつぶやきます。

何かしてあげられるわけではないけれど、じっと見ていてあげます。

そこに何かしらちょっとの勇気が見えた時、強くなる時だと思います。

今は、そんなチャンスを神様がくれたのだと思うようにしています。

強くなってほしい、心からそう思います。


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