
大切な試合が近づくと「不安」になります。
「不安」な気持ちのまま練習をすると、ほんの少しの調子の狂いが気になってテンションが上がりません。
ミスが続くと落ち込んでうなだれてしまいます。
試合で思うようなプレーができないと泣いてしまいます。
そんな子どもたちが多くなります。
「不安」だからです。
でも、「不安」はなくなるのでしょうか?
それを振り払おうと練習すればするほど「不安」は大きくなったりしませんか?
本当は素晴らしいショットを打っているのに、それに気づかずにミスにばかり意識がいっていませんか?
それが「不安」の正体です。
なくそうと思えば思うほど大きくなり、気持ちをどんどんマイナスの方へ引っ張っていきます。
どうすればいいのでしょうか?
無理に振り払おうとしないことです。
誰もが「不安」と闘っているということを、とりあえず頭で理解することです。
怖くても、苦しくても前向きな態度をとろうとし続けることです。
うまくいけば開き直ることができます。
泣いてしまうことです。
試合前に「不安」で逃げ出したくなります。
でも、逃げ出すことはできなので、泣いてごまかしてしまいましょう。
泣くという行為には、感情を浄化する作用があります。
泣くとすっきりするということです。
男の子が泣くと、ちょっとカッコ悪いので、人前で泣くのはガマンしましょう。
私は泣く子を見ると、
「がんばってるなあ。その苦しさ、つらさが大きくなるためには必要なんだよ。」
と心でつぶやきます。
何かしてあげられるわけではないけれど、じっと見ていてあげます。
そこに何かしらちょっとの勇気が見えた時、強くなる時だと思います。
今は、そんなチャンスを神様がくれたのだと思うようにしています。
強くなってほしい、心からそう思います。

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